固体DPSSレーザー Torus ノバンタ社 (NOVANTA)
Torus 単一周波数CWレーザー
torusは市場で購入可能な唯一のアクティブにロックされる単一縦モードレーザーです。
torusは532nm(50mW ～ 750mW)と660nm(50mW ～ 200mW)が利用可能であり、ホログラフィー、ブリルアン散乱、高解像度ラマン分光などのアプリケーションにおける理想的な光源です。
励起ダイオードのMTTFはフルパワーの出力で＞100,000時間を保つように製造指定されますが、NOVANTA社はその寿命をさらに延ばすためにダイオードを自社で再評価し、torusは業界をリードする寿命を得ることが出来ました。
torus固有の単一波長動作にもかかわらず、もしレーザーキャビティが環境温度変化によって長さが変化してしまうと、モード・ドリフトの結果としてモードホップが起きてしまいます。これを和らげるために、デジタル電源はレーザーから周波数領域におけるレーザーモードの正確な位置を報告するシグナル光を受け取ります。この電源は次にモードの位置を維持する制御信号をフィードバックします。このアクティブフィードバックコントロールループはモードホップの危険を排除し、非常に安定した出力を提供します。(図1と2)
index
主な特長
- 532nm 750mWまで
- 660nm 200mWまで
- 超低ノイズ
- TruLoQ™アクティブモードロック技術
詳細については、お問い合わせください。
※ユーザーによる測定のため、NOVANTA社としての仕様ではありません。
TruLoq技術により、モード・ドリフトとモードホップといったレーザーに対する温度変化の影響は最小化されます。
torusは、RemoteAppソフトウェアを介してインターネットで制御することができ、NOVANTA社サポートチームとの連絡を可能にし、レーザーの性能をモニターしたり、レーザーの診断や最適化を行うことができます。
すべてのtorusレーザーは1200g落下テストを課されており、すべての筐体が正確に製造されていることを確認してから、300時間の点灯テストに入ります。この厳しい検査体制が長い動作寿命を保証します。
波長別仕様
| 波長 | 出力 | ノイズ （rms） |
バンド幅 | 保証期間 |
|---|---|---|---|---|
| 532 nm | 50 ~ 750 mW | < 0.25 % | 1 MHz | 2年間 |
| 660 nm | 50 ~ 200 mW | < 0.5 % | 1 MHz | 2年間 |
仕様
- 532nm
- 660nm
-
torus 532 波長 532nm 出力 50 ～ 750mW ビーム径1 1.7mm ± 0.2mm 空間モード TEM00 真円度 ＜1:1.1 バンド幅 1MHz ビーム拡がり角 ≤0.4mrad M2値 < 1.1 出力安定度(RMS)2 ＜1.0% ノイズ(RMS) ＜0.25% ノイズ帯域 10Hz ～ 100MHz ビーム位置安定度 ＜2urad/℃ 偏光比 ＞100:1 偏光方向3 垂直 コヒーレント長 ＞100m ビーム角4 ＜1mrad 動作温度 15 ～ 35℃ -
torus 660 波長 660nm 出力 50 ～ 200mW ビーム径1 1.7mm ± 0.2mm 空間モード TEM00 真円度 ＜1:1.1 バンド幅 1MHz ビーム拡がり角 ≤0.4mrad M2値 < 1.1 出力安定度(RMS)2 ＜1.0% ノイズ(RMS) ＜0.5% ノイズ帯域 10Hz ～ 50kHz ビーム位置安定度 ＜2urad/℃ 偏光比 ＞100:1 偏光方向3 垂直 コヒーレント長 ＞100m ビーム角4 ＜1mrad 動作温度 15 ～ 35℃
※ NOVANTA社は、プログラムの改善を継続して行っており、通知なしで仕様が改善されることがあります。
1 ビーム径は、指定された出力で出射口から20cmで計測される1/e2でのビーム径の平均と定義される
2 動作温度範囲内で20時間超の測定値
3 水平偏光も要望により対応
4 ヘッドの固定方向に応じての許容値
機械仕様
その他の情報
- 接続ケーブル長：1.5m
- レーザーヘッドの重量:1.2kg
- ウォームアップ時間：＜30分
- 冷却オプションも可能
- 水平偏光も可能
- 光ファイバー出射も可能
- LabViewドライバも可能
- 2年間の保証
固体DPSSレーザー Torus ノバンタ社 (NOVANTA)のテクニカルノート
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