フェムト秒ファイバーレーザー ALCOR スパーク レーザーズ 社(SPARK LASERS)
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- 計測・測定装置
- THz・ラマン 分光装置
- 波長
- 700nm~
- メーカー
- SPARK LASERS
ALCOR シリーズ
小型・高出力・フェムト秒レーザー
Spark Lasers社製ALCORは、特に2光子顕微鏡用の光源として優れた性能を発揮するように設計されています。
レーザー業界をリードする高ピーク出力を保証し、照射されるパルスはきれいな波形を維持したフェムト秒パルスです。設置面積は非常に小さく、920nm及び1064nmの固定波長で動作します。
コンピュータにより群遅延分散(GDD)前置補償を制御する標準仕様に加え、音響光学変調器(AOM)を用いて高速出力変調・光出力調整・ファイバー伝送にも対応できるというように豊富なオプション機能も利用可能です。
冷却方式は空冷式で、レーザーのヘッド部は全方向に取り付けが可能なので既存の装置への組み込みが容易です。革新的なファイバーレーザーの基本設計を生かし、メンテナンスフリーを実現、且つ 科学研究用に適した産業用レーザーとして求められる高安定性と高信頼性を完全な形で両立しています。
index
主な特長
- 波長:920nm & 1064nm
- パルス幅:< 100fs
- 最大出力:5W
一般的仕様
ALCOR 920-1 | ALCOR 920-2 | ALCOR 920-4 | ALCOR 1064-2 | ALCOR 1064-5 | |
---|---|---|---|---|---|
波長 | 920 nm | 1064 nm | |||
平均出力 | > 1 W | > 2 W | > 4 W | > 2 W | > 5 W |
パルス幅 (1) | 100 fs | < 130 fs | 100 fs | < 110 fs | |
群遅延分散 (2) | 0 ~ –60000 fs2で 調整可能 | ||||
繰り返し周波数 (3) | 80 ± 2 MHz | ||||
パルスエネルギー (4) | > 12.5 nJ | > 25 nJ | > 50 nJ | > 25 nJ | > 62.5 nJ |
(1) 自己相関法による測定で波形をsech2と仮定した場合の理論値出力が1W及び2Wのバージョンでは、パルス幅は100 fs ± 20
(2) この帯域幅内において群遅延分散補償量を可変できる。
(3) ご要望により、他の繰り返し周波数にも対応
(4) パルスエネルギーは、平均出力を繰り返し周波数で割った値
ビームパラメーター
ALCOR 920-1 | ALCOR 920-2 | ALCOR 920-4 | ALCOR 1064-2 | ALCOR 1064-5 | |
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M² (5) | < 1.2 | < 1.3 | < 1.2 | ||
ビーム径 (6) | 1.4 ± 0.2 mm | 1.7 ± 0.2 mm | 1.5 ± 0.2 mm | ||
ビーム拡がり角 (7) | < 1 mrad | ||||
楕円率 (8) | > 0.9 | > 0.85 | > 0.9 | ||
出力ビーム | コリメート光 | ||||
偏光 | > 95 %, 垂直 |
(5) M² 値は、ISO国際規格に基づいて測定
(6) ビーム径は、光強度がピーク値から1/e2 (13.5%) になったときの出射口における値を測定したもの
(7) ビーム拡がり角は、遠視野におけるビームの拡がり「半」角の値(ISO国際規格に基づく)
(8) 長径と短径の比、遠視野で測定
Stability
ALCOR 920-1 | ALCOR 920-2 | ALCOR 920-4 | ALCOR 1064-2 | ALCOR 1064-5 | |
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出力安定性(RMS) (9) | < 1% | ||||
パルス間安定性(RMS)(10) | < 1% |
(9) 12時間以上、周辺温度変化が±1℃で測定
(10) パルス間のエネルギー安定性は、オシロスコープ及びフォトダイオードを用いて測定
電気的仕様
ALCOR 920-1 | ALCOR 920-2 | ALCOR 920-4 | ALCOR 1064-2 | ALCOR 1064-5 | |
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外部インターフェイス | RS-232, USB, TCP/IP 経由 | ||||
同期出力 | TTLレベル | ||||
ソフトウェアインターフェイス | GUI、RS-232 規格のシリアル通信プロトコル | ||||
消費電力 | < 150 W | ||||
冷却方式 | 空冷 |
機械的仕様
ALCOR 920-1 | ALCOR 920-2 | ALCOR 920-4 | ALCOR 1064-2 | ALCOR 1064-5 | |
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レーザーヘッド寸法 | 286 x 165 x 79 mm | ||||
レーザーヘッド重量 | 5 kg | ||||
コントローラ寸法 | 横幅: 19インチ(482.6mm)、高さ: 3U(5.25インチ/133.35mm) | ||||
コントローラ重量 | 7.5 kg | ||||
接続ケーブル長 | 3 m | 1.5 m | 3 m |
環境的仕様
ALCOR 920-1 | ALCOR 920-2 | ALCOR 920-4 | ALCOR 1064-2 | ALCOR 1064-5 | |
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動作温度範囲 | 19 – 30℃ | ||||
保管温度範囲 | 0 – 40℃ | ||||
動作時の最大高度 | 2000m | ||||
動作時の最大高度 | 結露なきこと | ||||
保管時の湿度条件 | 相対湿度: 80% |
オプションで XSight を搭載した場合(AOM内蔵で出力の微調整や高速出力変調が可能)
ALCOR 920-1 | ALCOR 920-2 | ALCOR 920-4 | ALCOR 1064-2 | ALCOR 1064-5 | |
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光学透過率 | 85% | ||||
ビーム径 | 1 ± 0.2 mm | ||||
ビーム拡がり角 | < 1 mrad | ||||
パルスの立ち上がり/立ち下がり時間 | < 1 µs | ||||
アナログ変調帯域幅 | > 1 MHz | ||||
出力制御 | 0 – 100 %で調整可能、アライメントモード |
その他のオプション
ALCOR 920-1 | ALCOR 920-2 | ALCOR 920-4 | ALCOR 1064-2 | ALCOR 1064-5 | |
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DUAL(2波長発振) | 各レーザーヘッドから 920nm 及び 1064nm の波長をそれぞれ独立して出力 | ||||
FLeX(ファイバー伝送) | パルス幅 <120 fs, 50 % の透過率, 2 m長ファイバー | ||||
群遅延分散量 | 0 ~ -90000 fs2 で調整可能 | ||||
オプション波長 | 1035 ± 5 nm | ||||
繰り返し周波数 (11) | 30 MHz – 80 MHz のいずれか(固定) | ||||
周波数変換(SHG, THG) | 460 nm | 532 nm, 266 nm |
(11) 繰り返し周波数が変動すると、平均出力の値に影響を与えることがある。パルスエネルギーは変化しない
フェムト秒ファイバーレーザー ALCOR スパーク レーザーズ 社(SPARK LASERS)のテクニカルノート
アプリケーション
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