ALCOR|二光子顕微鏡に最適化された高安定フェムト秒レーザー
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- 波長
- 700nm~
- メーカー
- SPARK LASERS
SPARK LASERS社 ALCOR シリーズ
二光子励起イメージングのための高出力・高安定フェムト秒光源
Spark Lasers社製ALCORは、特に2光子顕微鏡用の光源として優れた性能を発揮するように設計されています。
レーザー業界をリードする高ピーク出力を保証し、照射されるパルスはきれいな波形を維持したフェムト秒パルスです。設置面積は非常に小さく、780, 920, 1040及び1064nmの固定波長で動作します。
2018年のリリース以降、ALCORは継続的に改良が重ねられ、最高水準の性能と信頼性を実現してきました。これまでの進化には、ファイバーデリバリーやマルチビームといった革新的なオプションの追加も含まれます。特に「ALCOR 920」のバージョン9は2024年にリリースされ、あらゆる顕微鏡実験において卓越した二光子イメージング性能を提供することを目的としています。
コンピュータにより群遅延分散(GDD)前置補償を制御する標準仕様に加え、音響光学変調器(AOM)を用いて高速出力変調・光出力調整・ファイバー伝送にも対応できるというように豊富なオプション機能も利用可能です。
冷却方式は空冷式で、レーザーのヘッド部は全方向に取り付けが可能なので既存の装置への組み込みが容易です。革新的なファイバーレーザーの基本設計を生かし、メンテナンスフリーを実現、且つ 科学研究用に適した産業用レーザーとして求められる高安定性と高信頼性を完全な形で両立しています。
☆ALCORが二光子顕微鏡で選ばれる理由
- 二光子励起に適したフェムト秒パルス特性
- 高平均出力による深部イメージング性能
- 長時間測定でも安定した出力・パルス品質
- 高ビーム品質による効率的な集光と高い励起効率
- 二光子顕微鏡システムとの高い親和性

- ALCOR
- カタログ
index
主な特長・仕様
| ALCOR 780 | ALCOR 920-1 | ALCOR 920-2 | ALCOR 920-4 | ALCOR 1064-2 ALCOR 1040-2 |
ALCOR 1064-5 ALCOR 1040-5 |
|
|---|---|---|---|---|---|---|
| 波長 | 780nm | 920nm | 1064nm or 1040nm | |||
| 平均出力 | 0.8W | 1.5W | 2.5W | 4W | 2W | 5W |
| パルス幅 | <150fs | <100fs | <130fs | <100fs | <120fs | |
| GDD(群遅延分散) | 0 ~ -40,000 fs² | 0 ~ -60,000 fs² (ソフトウェア制御) | ||||
| 繰返し | 80±2MHz | |||||
| パルスエネルギー | 10nJ | >18.7nJ | >31.2nJ | >50nJ | >25nJ | >62.5nJ |
| M² | <1.2 | <1.3 | <1.2 | |||
| ビーム径 | 1.2±0.2mm | 1.0±0.2mm | 1.4±0.2mm | 1.5±0.2mm | 1.3±0.3mm | |
| オプション | ||||||
| FLeXファイバー出力 | N/A | FLeXファイバー(2m) ※ステンレススチールジャケット, パルス幅<120fs, 透過率約60% |
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| Mini2P対応 | N/A | Mini2P用ファイバー(2.3m)+コリメーター ※パルス幅<120fs, 出力>300mW |
||||
| FS-Mini2P | N/A | フリースペース出力1ポート+Mini2P出力1ポートを備えるモジュール (各出力>300mW) | ||||
| マルチビーム出力 | N/A | MB2(2ポート) または4出力(4ポート)のマルチビームスプリッタ ※フリースペース出力またはファイバー出力(FLeX/Mini2P)に対応 |
||||
| PP40 | N/A | 可変繰返し周波数オプション 40MHz ~ 3MHz(XSight併用時は 0MHz まで制御可能) |
||||
| PP80 | N/A | 可変繰返し周波数オプション 80MHz ~ 3MHz(XSight併用時は 0MHz まで制御可能) |
||||
| GDD拡張 | N/A | 群遅延分散(GDD)補償範囲の拡張 0 – −90,000fs² または 最大 +120,000fs²(ソフトウェア制御) |
||||
| カスタム周波数対応 | N/A | 20MHz – 80MHz の固定周波数に対応 | 40MHz – 80MHz の固定周波数に対応 | |||
| 波長変換 | N/A | 460nm | 532nmまたは520nm | |||
二光子顕微鏡に最適化されたフェムト秒レーザー設計
ALCORは、SPARK LASERS社が二光子励起顕微鏡での使用を主用途として設計したフェムト秒レーザーです。
フェムト秒領域の超短パルスにより高いピークパワーを効率的に発生させ、 二光子励起に必要な非線形光学過程を安定して引き起こします。
これにより、低平均パワー条件でも十分な蛍光信号を得ることができ、 試料への熱影響やフォトブリーチを抑えたイメージングが可能です。
高平均出力・高安定性による深部・長時間イメージング対応
ALCORは、高い平均出力と優れた出力安定性を両立しており、 深部組織イメージングや高速スキャンを必要とする二光子顕微鏡に適しています。
長時間連続運転においてもパルス特性や出力の変動が小さく、 タイムラプス測定や長時間観察でも再現性の高いデータ取得を支えます。
高ビーム品質による高効率集光
優れたビーム品質により、高NA対物レンズへの効率的な入射が可能です。
集光効率が高いため、二光子励起効率を最大限に引き出し、 信号強度の向上と測定条件の安定化に貢献します。
アプリケーション|ALCORが適する応用分野
ALCORは、二光子励起を必要とするバイオ・ライフサイエンス分野を中心に、 高い安定性と再現性が求められるイメージング用途で使用されています。
フェムト秒パルスによる高い二光子励起効率と、 長時間運転に耐える安定動作により、先端生命科学研究の信頼性向上に貢献します。
二光子顕微鏡(Two-Photon Microscopy)
- 生体組織の深部蛍光イメージング
- 高NA対物レンズを用いた高解像観察
- 長時間タイムラプス測定
二光子顕微鏡では、深部まで光を届けるための高ピークパワーと、 試料へのダメージを抑える安定したフェムト秒パルス特性が重要です。
ALCORは、高効率な二光子励起を安定して実現することで、 高S/N比かつ再現性の高いイメージングを可能にします。
ニューロサイエンス(神経科学)
- 脳組織の深部観察
- 神経回路・神経活動の可視化
- カルシウムイメージング
- 長時間・繰り返し測定を伴う実験
ニューロサイエンス分野では、脳組織深部での高コントラスト観察や、 神経活動を長時間にわたり安定して記録することが求められます。
ALCORは、高ピークパワーと優れた出力安定性を両立しており、 カルシウムイメージングなどの神経活動観察においても、 安定した励起条件を維持しながら高品質なデータ取得を支えます。
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