波長可変・単一周波数CWレーザー|量子研究, 高分解能分光に最適
波長可変・単一周波数CWレーザー
Coblt社 Qu-T
Cobolt Qu-T™ シリーズは、650〜950 nmの範囲で波長可変かつロック可能な単一周波数CWレーザーです。
中心波長の高い柔軟性と完璧なTEM00ビームを兼ね備えており、各発振波長は数nmにわたりギャップなしで粗調整が可能です。
また、高速ピエゾ制御により外部基準へのアクティブな波長ロックも実現します。
高速な微調整性と低い強度ノイズ、狭線幅発振を兼ね備えており、原子遷移を利用した量子実験や、自発的パラメトリックダウンコンバージョン(SPDC)によるもつれ光子の生成といった用途に最適です。
このレーザーは、Cobolt独自のHTCure™ 製造技術を用いたコンパクトで気密性の高い筐体に組み込まれており、24時間365日動作の信頼性を証明済みです。
広範囲な使用環境においても安定した性能を提供し、最先端の量子研究装置を実用的なアプリケーションへと導く鍵となります。

カタログダウンロード:
- Cobolt社 Qu-Tシリーズ
- 英文
index
主な特長
特徴
- 幅広い波長可変性と高出力
- 狭線幅(<50 kHz、1 ms積算時間)
- 高いスペクトル純度(SMSR > 60 dB)
- 複数nmのギャップフリー粗調整(>4 nm)
- 高速な微調整(モードホップなし、10 GHz以上)
- 多様な外部基準への波長ロック
- 実績ある24時間365日稼働のコンパクト設計
応用例
- レーザー冷却
- 量子もつれ光子の生成
- 原子時計の研究
- 高分解能分光
- 干渉計測
仕様
波長 | 707nm | 780nm | 813nm |
---|---|---|---|
選択可能な出力レベル | 500mW | ||
粗調整範囲 | >4nm | ||
微調整 (ピエゾ) | >10GHz, 標準値 | ||
波長固定 | 最大1kHz (-10V~+10V, SMA) | ||
スペクトル線幅 (FWHM, 1ms) | <50kHz | ||
スペクトル純度 (SMSR) | >60dB | ||
波長安定性 (±2℃, 8時間, フリーランニング) | <1pm | ||
出力安定性 (±2℃, 8時間) | ±2% | ||
ノイズ, 20Hz-20MHz (pk-pk) | <3% | ||
ノイズ, 20Hz-20MHz (pk-pk) | <0.3% | ||
開口部でのビーム径 | 1000±50μm | ||
開口部でのビーム対称性 | >0.95:1 | ||
ビーム拡がり角 (全角, mrad) | <1.2 | ||
空間モード (TEM00) | M²<1.1 | ||
偏光比 (直線, 垂直) | >100:1 |
波長別仕様
オプション&アクセサリー
- 05-01レーザー用ファン付きヒートシンク:HS-04
- 05-01レーザー用ファイバーカップリング付きヒートシンク:FIC-04
波長可変・単一周波数CWレーザー|量子研究, 高分解能分光に最適のテクニカルノート
アプリケーション
- ホログラフィー
- ラマン分光
- 顕微鏡法
- フローサイトメーター
- 量子技術
- 微粒子測定
- レーザ干渉計測
- DNAシーケンサー
本製品に関するお問合せ
フォームが表示されるまでしばらくお待ち下さい。
恐れ入りますが、しばらくお待ちいただいてもフォームが表示されない場合は、こちらまでお問い合わせください。