Photon Systems社製 深紫外レーザーが火星に飛行!

2021年 03月22日

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近年、火星生命探査のミッション機器としてラマン分光とルミネセンスを組み合わせた顕微探査装置「SHERLOC」(SHERLOC: Scanning habitable environments with Raman & luminescence for organics & chemicals)を「Mars 2020」統合ペイロードに搭載することが提案された。「SHERLOC」は、高空間分解能、非接触、高感度の検出を特徴としており、火星の地表及び地表付近における有機物及び鉱物の特性評価が可能である。「SHERLOC」の最終目標は、火星における過去の水の歴史の調査、生命痕跡の存在と保存状態の検出、そして回収サンプルの選択の支援である。この目的を実現するため、「SHERLOC」を用いてCHNOPS元素(シュナップス = 地球上の全生命体の構成要素として知られる6種類の基本元素:C炭素,H水素,N窒素,O酸素,Pリン,S硫黄)を含有する鉱物類の測定、火星表面に残存する有機物の分布や種類の同定、およびそれらの組成の同定を行う。

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