単一周波数レーザーが支えるホログラフィーの高精度化|Cobolt 04, 05シリーズ
2025年 07月16日
🔬単一周波数レーザーが支えるホログラフィーの高精度化
—— Cobolt 04・05シリーズが拓く干渉計測の可能性
ホログラフィーを用いた高精度な光学実験では、「どんなレーザーを使うか」が測定精度に直結します。
とくに、干渉縞の明瞭さや再現性を高めるには、単一周波数(SLM)レーザーの狭線幅・長コヒーレンス長が必須です。
Hubner Photonicsによれば、ホログラフィー用途には1m以上のコヒーレンス長を持つSLMレーザーが理想であり、
波長安定性やノイズの少なさも要求されます。
そうしたニーズに対し、Cobolt社の「04シリーズ」「05シリーズ」は研究現場の期待に応える最適な選択肢です。
🔬Coboltで実現できること
Cobolt 04・05シリーズは、高性能SLMレーザーです。
まず、コヒーレンス長を決定する線幅は、04シリーズで<1 MHz、05シリーズでは<500 kHzと極めて狭く、
数百メートル級の干渉安定性を実現します。
さらに、±1 pm以下の波長安定性や、M² < 1.1の優れたビーム品質により、
長時間の露光・記録実験においても位相ブレや干渉ずれを最小化。
HTCure™構造により振動や温度変化にも強く、産業用途でも安心して使える信頼性を備えています。
🔬主な特長(Cobolt 04・05シリーズ)
🟢 共通の特長:
- 単一周波数CW出力
- 波長安定性:±1 pm(±2℃変動下で)
- ビーム品質:TEM₀₀、M² < 1.1
- HTCure™密封構造で温度・湿度・衝撃に強い
- OEM向けアイソレータ、ファイバーモデル、AOM内蔵モデルあり
🔵 Cobolt 04シリーズ:
- 線幅:<1 MHz
- 出力:最大400 mW
- オプション:AOM / 光アイソレータ / ファイバー出力
◎製品詳細はこちら
🔴 Cobolt 05シリーズ:
- 線幅:<500 kHz
- 出力:最大500mW(波長により)
- 省スペースな電子一体型モデル(05-iE)も展開
◎製品詳細はこちら
応用例:こんな実験で活用されています
- デジタルホログラフィー(DHM):生細胞の位相・立体観察
- ホログラフィックメタサーフェス:波面制御や光学素子開発
これらの実験では、レーザーのわずかな波長ブレやビーム不安定性が大きな誤差要因になります。
Cobolt製品は、そんな“見えない誤差”を抑える理想的な光源です。
🔬最後に:ホログラフィー実験の成功率を上げるには
実験の質を支えるのは、安定した光源設計です。
Coboltシリーズは、狭線幅・長コヒーレンス長・高安定性を兼ね備え、
ホログラフィー製作において結果の再現性と解像度を向上させます。
プネウムでは、レーザー単体だけでなく、ファイバー出力構成・遮光設計など、装置全体のご提案も承ります。
実験条件に合った構成をご希望の方は、お気軽にご相談ください。
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