ホログラフィーの基本原理は、20 世紀前半にノーベル賞受賞者のデニス・ガボールによって 発見され、1971 年に「ホログラフィー手法の発明と開発」により賞を受賞しました [1]。しかし、 光ホログラフィーが記録方法として、また芸術形式として 3D 画像を表示する技術として普及 したのは、1960 年にレーザーが発明されてからです。 今日、ホログラムの書き込みに必要な長いコヒーレンス長と安定した波長を備えた、よりコンパクトで強力なシングル縦 モード (SLM) 固体レーザーの利用可能性が増加し、新世代の高感度乳剤の開発と波長選択可能な LED ベースの照 明光源の利用可能性が、ホログラフィック技術の新しい応用分野を切り開きました。
