テクニカルノート

SS2-01形状と大きさ

2025年 06月05日

固体レーザー用の実際の発振媒体は、透明な水晶や非結晶(ガラス組成)ホスト物質内のドーパント原子です。物理的には、これは小さなブロックの形状か、ロッドか、厚板か、あるいは他の何かとなります。最小のダイオード励起固体レーザー(DPSS)の場合、例えば3mW出力の緑色のレーザーポインターあるいは 20mWレーザーモジュールの一部の場合、ごく小さなブロックが必要とされるすべてであり、おそらく2 x 2 x 1mmの大きさです。ただし、最もよくある共通形状はレーザーロッドであり、典型的な長さは25~300mm以上で、直径は3~25mm以上となります。これらからの出射パルスエネルギーは、連続波あるいは準連続波の場合にはパルス毎で数mJから数Jあるいは数百ワットにまで及びます。非常に大きいレーザー装置では、横幅1メートルほどもある厚板を使う場合もあり、通常はkJあるいはテラワット(!)の範囲の出力を伴わない、光源というよりもレーザー増幅装置として使用されます。レーザー媒体としての薄ディスクの使用への関心が高まっており、その理由はいくつかの顕著な利点が得られるからです。対極にあるのは、レーザー媒体が数十、数百メートルもある(イオン)添加光ファイバーのコアであるものです。

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