ゼブラフィッシュ研究の自動化を実現する顕微鏡とは?~WiScan®Hermesで胚解析を効率化 |IDEA Bio-Medical社
2025年 05月21日
🧬ゼブラフィッシュ研究における課題とは?
ゼブラフィッシュ(Danio rerio)は、透明な胚構造や急速な発生過程を活用できるモデル生物として、
発生生物学や創薬スクリーニングで広く用いられています。
一方で、スクリーニングや薬剤応答評価においては、
多数の胚を対象とした撮像作業の属人性や手間が大きなボトルネックとなってきました。
特に多検体・多条件を扱う実験では、目視によるカウントや手動撮像によるばらつきが再現性を損ね、
解析精度や研究効率に課題が生じます。
一貫性のある自動化システムが求められている背景には、こうした現場のリアルな課題があります。
🧬 WiScan® Hermesで創薬スクリーニングを自動化
WiScan® Hermesは、ゼブラフィッシュを対象とした
高スループットなプレートスクリーニングに適した広視野蛍光顕微鏡です。
Zスタック、タイムラプス、多チャンネル蛍光の自動取得が可能で、
心拍や血流、神経活動などの生理的パラメータを網羅的に観察できます。
たとえば96 wellプレートなら、96匹の胚画像を約90秒で撮像。
従来の手作業と比べて、スピード・精度・再現性のいずれも飛躍的に向上します。
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🧬 WiSoft® ATHENAで薬剤応答を定量評価
Hermesで撮像した画像はWiSoft® ATHENAで自動解析されます。
個体ごとの形態や蛍光領域をAIが自動抽出し、面積・強度などを数値化。
タイムコース解析や用量反応曲線の作成も可能で、薬剤応答の傾向を視覚的に比較できます。
エクセルやPDF形式での出力にも対応し、報告書作成が効率化される点も高く評価されています。
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🧬 自社スクリーニング環境の内製化にも対応
HermesとAthenaの組み合わせは、製薬企業や研究機関が自社内でスクリーニング体制を確立するのに最適です。
操作はGUIベースで直感的。
専門の画像解析技術がなくても扱いやすいため、トレーニング時間や属人性を最小限に抑えられます。
また、プネウムでは導入時の設置支援やカスタマイズも対応しており、
実験環境に合わせた最適なシステム導入が可能です。
🧬 スループットと信頼性の両立を目指す研究者へ
WiScan® Hermesは、従来の顕微鏡では実現できなかったスピードと精度を両立した革新的な装置です。
研究現場の自動化を後押しし、再現性と効率性の高いデータ取得を可能にします。
ゼブラフィッシュ研究において、ハイスループットな薬剤評価や表現型解析を行いたい研究者には、
最適な選択肢となるでしょう。
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