HN-STR-11HeNeレーザーでの出力要件 (Pacific Lasertec社)
2025年 07月28日
しばしば、導線か誘導帯がアノードあるいはバラスト抵抗器からカソード近辺のチューブの周りにあるループまでつながっているのを見かけることがあります。 (この点については、チューブの仕様書に推奨が掲載されていることがあります。) この外部導線ループは起動を助けているはずです(おそらくパルスタイプの起動装置が関係している場所です)。起動時間の短縮を示唆する若干の統計的根拠さえ存在する可能性があります。最近の電源を使う場合には、私はあまりメリットがあるとは思えませんが、ある程度古い電源の場合には役に立つかもしれません。けれども、チューブ本体に沿って高電圧を流すと、追加の絶縁が必要となり、良くないこと(ショートなどの)が起きる可能性が増えますし、さらに電気ショックの危険をもたらすこともあります。そして誘導帯には若干の蓄電性があるため、動作安定性が損なわれる場合があります。起動帯が設置されていてレーザーが問題なく稼働するなら、私はおそらく現状に満足してことを荒立てずにおくでしょうが、コンポーネントからレーザーヘッドを構築する場合には起動帯は取り付けないでしょう。